アクセシビリティの必要性って?
自社サイトを障害者向けに作り変える??
「うちは障害者向けの会社じゃないし、お金もかかるなら別にいいよ。お客様に障害者はいないし、そういう人はターゲットにしていない。30代女性がターゲットなので。」
そこまで思っていなくても検討すらされないのは、面倒くさいからではないでしょうか?
この記事にたどり着いたら、もう少しだけ読んでみてください。
アクセシビリティは基礎工事
「ユーザビリティ」や「ユーザーエクスペリエンス(UX)」など、似たような言葉があってややこしいですよね。アクセシビリティは、ユーザビリティ(使いやすさ)やユーザーエクスペリエンス(使って得られる体験)のもっと前段階の「使える(=情報にアクセスできる)かどうか」の指針です。この「使えるかどうか」が確保できて初めて、使いやすさなどを検討することができます。
どれだけ外観がおしゃれな家を建てても基礎工事で土台がしっかりしていなければ欠陥住宅になるのと同様、おしゃれなデザインでも掲載している情報にたどり着けなければ意味がありません。
障害者”だけ”のためではない
アクセシビリティを調べると「障害者が使えるようにするためのもの」という言葉が出てきます。100%間違い、ではありませんが正しいとは言い切れません。アクセシビリティは「障害の有無に関わらず、いつでも誰でも情報を得られて、目的を果たせる」ことが大切だからです。
現状のwebページは、特に障害者にとって使えないものが多くあります。しかし、画面が見えにくい・スマートフォンでボタンが押しにくい、パソコン操作がしにくい、といった環境はいつでも誰にでも起こります。今これを読んでいるあなたは目が疲れていませんか?そんな人のためにも、アクセシビリティは確保していく必要があるのです。
もし一切の配慮が無かったら
アクセシビリティは「障害の有無に関わらず、いつでも誰でも情報を得られて、目的を果たせる」ことが大切と前述しましたが、その逆はどうでしょうか。
極端な例ですが、「24時間365日、いつでも目がハッキリ見えて、手先が器用に動かせて、集中力もバッチリ、通信環境も問題無し。そんなお客様だけご利用ください」というメッセージになってしまいます。
面倒くさいは排除につながる
アクセシビリティの確保を一切考えず、おしゃれで特徴的なサイト制作をする方が当然楽ちんです。しかし、こうした楽をすることで、必要としてくれていたかもしれないお客様を排除したり、自分の大切な人が使えなかったり、明日の自分が使えないかもしれません。
少しだけでも「よくわからないけど、何かやった方が良いのかもしれない」と思って頂ければ幸いです。対応できるか分からないけど詳しく聞きたい、そんな企業様はぜひご連絡ください。